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“ばえる”料理写真で集客力UP!飲食店向け撮影テクニック

今や飲食店にとって、“料理写真”は集客を左右する強力な武器です。
SNSや口コミサイト、Googleマップに掲載された写真を見て、「このお店に行ってみたい!」と感じた経験は誰しもあるはず。
本記事では、プロのカメラがなくても今日から実践できる、飲食店向けの料理写真撮影テクニックを紹介します。
スマホ撮影でも、“ばえる”写真でお店の魅力をしっかり伝えましょう!

なぜ料理写真が集客を左右するのか

スマホが当たり前となった今、お店選びの決め手は写真になってきています。
Googleマップ、Instagram、食べログやホットペッパーなど、ほとんどの集客導線には料理写真が使われています。
特に若い世代は、「写真を見て美味しそうなら行く」という傾向が強く、もはや味より写真が来店動機になるケースも。
つまり、美味しそうに見えるかどうか=お店の印象そのものなのです。
写真が暗かったり、料理が雑に写っていたりすると、それだけで「このお店、大丈夫かな?」と思われてしまうリスクもあります。
逆に、ふと目にした写真から「ここ、行ってみたい!」と思わせられれば、それだけで集客の入口が広がります。

撮影前に整えておきたい準備とアイテム

“ばえる”料理写真は、シャッターを切る前のひと手間で大きく差がつきます。
撮影環境の整備やちょっとしたアイテムの用意だけで、印象がガラッと変わることも。
ここでは、誰でもすぐにできる撮影前の準備と便利な撮影グッズをご紹介します。

自然光を味方につける

料理を一番美味しそうに見せるのは「自然光」です。
できれば昼間の窓際を選びましょう。やわらかい光が料理に自然なツヤや立体感を与えてくれます。
直射日光は影が強く出すぎるため、レースカーテン越しの光など、やさしい光を使うのがポイントです。

撮影場所をきれいに整える

テーブルの上に余計な調味料や紙ナプキンがあると、写真の印象がごちゃごちゃしてしまいます。
料理を主役にするために、周囲はシンプルに整理整頓
料理のジャンルやお店の雰囲気に合ったトレイやランチョンマットなどを使うと、全体に統一感が出ます。

器と盛り付けにもひと工夫

せっかく撮るなら、料理を盛りつけるお皿にもこだわりを
白い器はどんな料理にも合いやすく、カラフルな食材を引き立ててくれます。
また、器のフチが汚れていないか、ソースが垂れていないかもチェック。
撮影前に「最後の一拭き」をすることで、写真の完成度が一段と上がります。

便利な撮影アイテムを使ってワンランクアップ

撮影機材は本格的なカメラだけでなく、スマホでも十分な写真が撮れます
ただし、以下のような簡単な撮影アイテムを使うことで、さらにクオリティが高まります。

  • 白レフ板(または白い紙やスチレンボード)
     料理の反対側に置くことで、影をやわらげて明るく写ります。
  • 小型LEDライト
     窓からの自然光が足りないときに便利。料理の立体感を出すのにも効果的です。
  • 背景布や木製トレイ
     カフェ風、ナチュラル系、和モダンなど、お店のテイストに合わせて雰囲気を演出できます。
  • スマホ用三脚
     手ブレを防ぎ、同じ構図で何枚も撮りやすくなります。

美味しそうに撮るための基本テクニック

準備が整ったら、いよいよ撮影。
ここでは“プロっぽく見える”ための基本を押さえておきましょう。

アングルは料理によって変える

料理の魅力は、角度によって伝わり方が変わります。

  • 真上から(俯瞰):定食やスイーツなど並べたバランスを見せたい料理
  • 斜め45度:パスタやラーメン、カレーなど立体感を出したい料理
  • 横から:高さのあるハンバーガーやパフェなど

どこを見せたいかその料理の“おいしい見せ場を考えて角度を選びましょう。

ピントと構図を意識する

ピントは料理の一番見せたい部分(主役)にしっかり合わせましょう。
スマホでも「タップしてピントを固定」すれば、簡単に印象が変わります。
また、構図も重要です。代表的な「三分割構図」(画面を縦横に3分割して、交点に主役を置く)を意識すると、自然にバランスのよい写真に仕上がります。

余白と奥行きを使う

お皿ギリギリで撮るよりも、少し引いて背景や他の皿を入れることで空気感が生まれます。
複数の料理をテーブルに並べることで、食事のシーン全体を想像させる写真にするのもおすすめです。

撮影後の編集でさらに美味しそうに

写真は撮って終わりではありません。
「ちょっと暗い」「色がくすんでいる」と感じたら、編集アプリで仕上げましょう。

明るさ・コントラスト・彩度の調整を

少し明るくするだけで、印象が大きく変わります。
特に“暖色系(赤・黄・橙)”が美味しそうに見えるので、彩度を少しだけ上げるのも効果的です。

おすすめアプリ

  • Snapseed(無料・多機能)
  • Lightroom(無料でも十分使える)
  • Foodie(料理写真に特化したフィルターが豊富)

まとめ

料理写真は、いわば「お店の顔」です。
写真1枚の印象で、「行ってみたい!」と思ってもらえるかどうかが変わってきます。
高価なカメラや技術がなくても、光・構図・整理整頓・ちょっとした工夫だけで、写真は大きくレベルアップします。
まずは自分でチャレンジし、必要に応じてプロの力を借りるのも一つの方法です。
“ばえる写真”で、お店の魅力をより多くの人に届けましょう!